建築行脚の記録-4 ぐんま国際アカデミー。 設計は宇野享/CAn+小島一浩・赤松佳珠子/CAt。 この建築は、文句なしに良かった。 見学は出来ないようだったのだが、たまたまいらっしゃった先生の好意で案内して頂いた。 感謝しております。 街並に埋もれるように低い軒先で囲まれながら、明らかに周辺とは違う、ある種異様なオーラを感じた。 なんでもないように見えるが、それは非常によく考えられたものだと言う事が、外観を見ただけで感じられた。 内部空間は、想像以上で子供たちのスケールに呼応するように、慎重に作られているのが良くわかる。 中庭は、非常に心地よい空間だった。 プランは、非常に外部に対して閉鎖的であるがそれを感じさせない。 昨今の事件が反映されているのは当然であるが、オープンスクールの祖を築いた方達なので、その配慮に深度がうかがえる。 ちょうど、初めての学校主宰のお祭りの前日だったそうで、準備で内部空間がにぎやかだったせいで、愛されている建築独特の瑞々しい雰囲気を漂わせており活気があった。 私自身、子を持つ親としてこの学校で学んでほしいと単純に思ったし、子供自身もそう感じたようだ。 「なんだかとっても楽しそう」という子供の言葉が、なにより真実を語っているように思う。 最後に、案内して頂い…