建築家住宅イベント終了。。。

久しぶりのイベントに参加。 関係者の皆様には、お世話になりました。 そして、お疲れ様でした。 写真はイベントとは全く関係無いです。 そこで、ふと気がついたことがある。 僕の作品をみて賞賛をしてくれるのは 玄人というかプロというか 設計者も含めて、建築の関係者が多いということ。 例えば、現場にいても、職人さん達はいろんな現場を見ているから僕の現場の雰囲気を察して、集まってくる。 そして、質問コーナー開始。 隣の現場の職人さんが集まってきたこともあるし、仕事を終えた職人さん (工事の最初の方にかかわった人)がわざわざ竣工間近に見に来たり。 SI-houseの現場監督もこの計画に興味を持ってくれたからこそ 施工を担当して頂けたということもあります。 ただ、施主の大部分は素人だから、依頼が殺到する訳でもない。 当然、イベント等で話をしていても一般ウケする要素が足りないようで 足を止める人はあまりいない。 「施主はそんな事を求めてない」などと言う人もいます。 それでも、少なからず評価をしてくれる人はいる。 もちろん僕のクライアントの皆様も含めて。 それは、とても喜ばしいことです。 一番嬉しかったのは、吉田研介先生に声をかけていただいたこと。 以前、イベントでご一緒した時に、お褒めの言葉を頂きま…

SI施工中

SI-houseが施工中です。 予定よりも遅れてしまっておりますが クライアントにもご理解を頂きながら、少しずつ完成に近づいております。 しかし、ただ遅れているという訳ではなく 私を含め、現場監督や職人さんとより良いモノを作りたいという ところで戦っております。 ビジネス的には早く片付ければ、利益を上げるためには必要なことだと思います。 でも、建築は一品生産であり、クライアントの唯一無二の財産になるものです。 商品的な価値というよりも、建築的な価値を与えたい。 時間が許すならば、最大限の思考の中で最良のモノを作りたい。 実際に当初の設計よりも数段良くなった部分がいくつもあります。 もちろん、現場監督と職人のみなさんの協力なしには得られないものです。 建築的な価値がどういうものかはなかなか言葉で説明するのは難しい。 それでも、こういう場合ならばこうするべき・・・というものは 作家である以上は譲れない部分がある。 それが、住宅としての機能に直接関係する、しないに関わらず・・・ある。 ある意味その行為が作家として認められているか いないかで評価は違うのかもしれません。 以前は、そういった価値はどんな人でも見ればわかると思っていろんな人に問いかけてみたけれど・・・。 最近は、”建築的な価値”…

TNデザイン一級建築設計事務所

しごと

  Photo:Scouts Night by baseballoogie 札幌ドームのダルビッシュ選手の会見を(ほんのさわりだけ)見ました。 札幌ドームはドーム建築では世界一だと思うくらい完成度が高いと思っている僕ですが、 札幌生まれでもありますのでこのソースに本能的に反応してしまうのは致し方ない。 そこで語られていた「しごと」という言葉。 25歳の若者が真摯に自らの仕事に対して語る姿は、とても刺激的だった。 そう、誰しも自らのしごとに向き合うことで成長があると思う。 野球選手は、そしてピッチャーは、相手チームのバッターを倒すのが「しごと」。 そう語る若者にとても清々しさと勇気を感じました。 僕もぬるま湯から抜けだそうと思ったのが25歳の時。 そんな思いが重なったせいかもしれません。 もうあれから随分経つけれど、あの時の自分に今 ひとつ言えるのは、間違ってないぜってことくらい。 人生の時間を二度、なぞることは誰にもできない。 だから、今の時間を違う状態で歩むことは不可能。 だからこそ、その時に判断したことに価値があると思う。 今の自分はもうあの時(という名の過去)の自分ではないのだ。 そして、あの時があるから今があるとも言える。 人生なにがあるかわからない。 わかっている…

帰省

夏と違って、ガラガラのフェリーの出港。 しかも、その出港直後から大シケのために揺れに揺れました。 定刻よりも3時間半遅れで、なんとか北海道上陸。 カルマンも北海道の冬は初めて。 今回も頑張ってくれました。 でも、空冷の冬は寒い・・・。[:en]夏と違って、ガラガラのフェリーの出港。 しかも、その出港直後から大シケのために揺れに揺れました。 定刻よりも3時間半遅れで、なんとか北海道上陸。 カルマンも北海道の冬は初めて。 今回も頑張ってくれました。 でも、空冷の冬は寒い・・・。…

御礼。。。

「SN-house」のオープンハウスを無事に終えることが出来ました。 関係者の皆様には大変感謝しております。 そして、クライアントのご家族は新しい生活が始まりますが 僕の思いがたくさん詰まったこの住宅を 今後とも末永く愛して、可愛がって頂ければと思っております。 「SN-house」のオープンハウスを無事に終えることが出来ました。 関係者の皆様には大変感謝しております。 そして、クライアントのご家族は新しい生活が始まりますが 僕の思いがたくさん詰まったこの住宅を 今後とも末永く愛して、可愛がって頂ければと思っております。…

OPEN_HOUSE

オープンハウスのご案内です。 当事務所が設計した住宅『SN-house』が完成致します。 クライアントのご理解とご好意により内覧会を行うこととなりました。 ご興味のある方は是非、足を運んで頂ければと思っております。 完全予約制ですので、事前にご連絡の上、ご来場をお願い致します。 引き渡し後の内覧会ですので、お子様のご入場はご遠慮させて頂きますので ご了承下さい。 日時は12月24日と25日の二日間です。 おもいっきりクリスマスでお忙しいとは思いますが 僕の思いの詰まった住宅ですので、体感してみてはいかがでしょうか。 [:en]オープンハウスのご案内です。 当事務所が設計した住宅『SN-house』が完成致します。 クライアントのご理解とご好意により内覧会を行うこととなりました。 ご興味のある方は是非、足を運んで頂ければと思っております。 完全予約制ですので、事前にご連絡の上、ご来場をお願い致します。 引き渡し後の内覧会ですので、お子様のご入場はご遠慮させて頂きますので ご了承下さい。 日時は12月24日と25日の二日間です。 詳細はこちらからも確認できます→ご案内 おもいっきりクリスマスでお忙しいとは思いますが 僕の思いの詰まった住宅ですので、体感してみてはいかがでしょうか。…

追い込み・・・

さぁさぁ追い込みです。引渡しまであとわずかです。 いままで思い描いたものが、一気に具現化する瞬間。 建築は本来、物質的で具体的な存在として認識されています。 しかし、そこに潜んでいる抽象性がなければ建築にはならない。 思い描くだけならば、それはとても抽象度の高いものでも 具現化していくほどに抽象度が下がっていくのが常であります。 抽象と具象の狭間で、ゆらゆらしながら、次第に定着していく感じ。 ソフトランディング出来る時もあれば、思ってもいない事態になったり。 どれだけの想像力を駆使することが出来たのか。 どれだけの創造的な工夫を持ち込めたのか。 知的な積み上げが、一気に固まるときに 建築はその存在に価値が与えられるのかもしれません。 建築は多くの選択を与えられてその存在を構築します。 その選択のひとつひとつは微細なものでも それが連続してなされたときに発する輝きは 固有のものとして認識されるはず。 さぁどんな輝きを放つのでしょうか。…

Masters

事務所に椅子が増えました。 KartellのMastersです。 コンセプトが3人の巨匠デザインをミックスさせたらどうよ! っていうのが面白いなぁと感じまして。 値段も手頃です。 ちなみに、その3人はヤコブセンとイームズとサーリネン。 正確には4人か・・・? 質感は値段相応の感じですが、そこがスタルクらしいです。 見た目が主張してる感じは嫌いじゃないんで。 思ったより軽いし、傷もつきにくい感じなので 気楽に使い倒す感じで。 見てみたい方はお気軽に当事務所へおいで下さい。事務所に椅子が増えました。 KartellのMastersです。 コンセプトが3人の巨匠デザインをミックスさせたらどうよ! っていうのが面白いなぁと感じまして。 値段も手頃です。 ちなみに、その3人はヤコブセンとイームズとサーリネン。 正確には4人か・・・? 質感は値段相応の感じですが、そこがスタルクらしいです。 見た目が主張してる感じは嫌いじゃないんで。 思ったより軽いし、傷もつきにくい感じなので 気楽に使い倒す感じで。 見てみたい方はお気軽に当事務所へおいで下さい。…

SI-house・・・

SI-houseの外壁の処理を施して参りました。 RC造の住宅ですが、当初は塗りつぶす予定でした。 しかし、コンクリートの表情も捨てがたく。 なんとか、打ち上がった時の状態を維持できるような方法を考えて。 コンクリート打放し(ウチっぱなしではなく、ウチ は・な・し)は もはや仕上げの一種類としてあげられるほど市民権を得ましたが その仕上りは千差万別。 コンクリートの大家である安藤さんの壁面だって、日々進化を遂げているほど まだまだ、奥が深く、どう手を掛けるのが最善なのかは各現場で違うと思います。 お金で解決するのなら簡単ですが、いかに掛けないで解決し維持するかが 知恵の絞りどころでもあります。 塗装の方法も様々な工法が各メーカーから出されていますが お値段もそれなりで・・・・。 一番オーソドックスな撥水塗装を選択。 しかし、これも塗装の種類が様々。 値段と効果を天秤にかけながら、施工性とプロの評判と。 塗料が決まれば、あとは塗るだけ。 今回も設計施工。 クライアントのご家族総出で手伝って頂きました。感謝です。 工事の人工はだいたい一人2万で、5人集めれば一日10万円。 どんな作業も人件費だけで、このくらいはかかります。 ちなみに、国が出している設計報酬金額は僕の勤続年数で 時給300…

内装工事

SN-houseの内装工事が徐々に進んでいます。 施主工事という名の設計施工。 そういえば、通常設計施工というと施工会社が設計することを指しますが 設計事務所が施工したって、設計施工だよなぁ。 などと思いながら、壁を塗っております。 パッと見たいした足場じゃないのですが 摺り込むような動きのために結構揺れます。 施主の奥様にご協力を得ながら、無事に完了。 空間が成長している感じがします。…

さんだーさんだー

前回エントリーの選抜合板たちが現場に到着! ただし、これには一つ問題が。 こいつらは仕上げ用として生まれていないので、合板規格の刻印がオモテ面に打たれています。 それで、こいつらは常に日陰者の扱いを受けているわけです。 「こいつらはどんなに美しくても、人様の目の触れるところにいちゃなんねー」 ONE PIECEの奴隷の刻印みたいです。 塗装で塗りつぶす方法もありますが、今回は木目がポイントだったりするので そういうわけにもいかず・・・。 僕の思いで、こいつらを日の当たる場所へと引きずり出したい。。。なんて。 しかし、奴隷解放も工務店にお願いすると、それなりの費用が必要になりますので 今回は、自分で削ることにしました。 実際の仕上り感も確かめたいという、もっともらしい理由なのか 単に自分でやりたいだけだったりする・・・のか。 最初は、刻印だけを消すつもりでやっていたのですが 消すといっても、そこだけキレイになるのもおかしなもので。 なんだかんだと言いながら。 結局全面サンダー掛け。 50枚弱ありましたが、不慣れなこともあり、丸一日かかりました。 自由を獲得したごうはんたち↓ でも、この一手間が何らかのオーラを纏ってもらえればいいかなと。 いい仕事するんだぞ!といいきかせ・・・。 最終の…