Category Archives: 日記

長野のデザイン住宅設計事務所

Apple_II

前回のエントリーで紹介したG5に代わるリンゴ君は・・・・・ なんとmini君です。 グレードダウンじゃんと言ってはいけません。 5年という時間はPCを進化させるには十分すぎるようで 既にほとんどの処理はminiの方が早くなってしまいました。 こんなに小さいのにあの馬鹿でかいG5より早いのは驚愕ですね。 しかも無線化によりどんどん取り巻きの装置がなくなってmini本来の姿で動作する事が可能になっています。 ただ依然としてあのでかい電源は存在しています。 さらにディスプレイが旧型でADCの変換アダプターのために、imacほどのスマートさはないのですが。 今回でついにIntelmacに移行したことになるのですが、やっぱりMacOSはAppleらしくていいよねと改めて感じました。 OS9時代よりOSXになってよりAppleらしくなったような気がします。 OSXもSnow Leopardになってさらに使いやすくなりました。 実はTigerからアップグレードを何となくためらっていたので、Leopardは使っていないのです。 だからなおさら感じる事かもしれません。 巷ではipadの話題でもちきりのようで、先進性においてはappleは素晴らしい製品を送り出しています。 でも完成されたデザインをさらに…

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ゴールデンスランバー

  Photo:Golden Slumbers by potaufeu 現在、公開中の邦画「ゴールデンスランバー」。機会があって、公開直前に試写会を見ました。 何の知識も期待も持たずに見たのですが、こんなに心にしみた映画はないというくらいにハマリました。 多分、これを劇場のスクリーンではなく自宅のテレビだったらこんなに感動しないだろうし今、この年齢になったせいもあるだろう。 こんなことは映画だから成立するよね、というディテールだって見えたりした。 それでも、それをかき消すくらいのメッセージが込められていて、それが心に響いてしまった。 それが何かはここでは語らない。 なぜなら、それは僕だけの感覚だからどんなに言葉を連ねても伝えられないから。 この映画を見た人全ての人が同じような感覚を感じる事は、きっとありえない。 それぞれの人生の中で様々な経験をした人が一つの価値観で同じ反応が出来る訳がない。 でも、いい映画には必ずメッセージが込められていて、それが共感という増幅装置によって心に響いてしまったら それはもうかけがえのない芸術に昇華する。 映画や音楽の良さはそういうところだと思う。 この映画が万人に認められるのか認められないのか私には分からない。 ただただ私はこの映画に感動し共…

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Apple

果物じゃないアップルです。所謂macというヤツですね。 この写真はもう5年前のものになります。 PowermacG5ですね。当時はIntelになるなんて想像もしていませんでしたので 迷わずG5を買いました。 そして、5年後にはAppleに見放されてしまいました。 何が見放されたかというと、最新のOSX10.6はこのPPCタイプのモデルには使えません。 OSX10.5が最終OSとなりました。 Apple社としては「早くIntelmacに移行せよ」という事らしいです。 それで、新たにmacproを物色しておりましたが、なんせ高価なのと このG5が気に入っているということ。 現行proは筐体の大きさは変わりませんが、ドライブが2機搭載できるようになっているため faceのデザイン(建築的にはファサード)がちょっと違います。 私はこのドライブのシャッターが一つのものがいいと思っているので 現行proはどうも好きになれません。 内部までデザインされている、モノとしての完成度に脱帽です。 届いた当時はずっと眺めていました・・・。 今は大分くたびれてしまって、埃っぽいところもありますが まだまだこの美しさを保っています。 しかし、仕事で使う以上ある程度最新の機種でないとソフトに対応できなくなります…

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大悲殿観音堂

年末に必ず訪れている須坂市にある「妙徳山 高顕寺」。 今年は雪が沢山積もっていました。 このお堂が完成したのは2006年ですのでもう4年になります。 かつてのお堂はこの背後の丘の上にありました。 その当時は登り口が分かりづらく存在もあまり知られていないようでした。現在は須坂市を見下ろすように建てられているので、正面の通りから ちらちらと見えるような位置にあります。この計画は配置が全てのようなものでしたので、正面がどこに向くかはとても重要です。 北向き観音でもあるので、真北に合わせているのですが斜面との関係や本堂との関係上 微妙に調整しています。外部の檜は雨風にさらされて、徐々にグレーになってきました。 出来た当初のきれいな状態はもちろん良いのですが 徐々に風化していくことは、時間を感じ取る手がかりとして 重要な事だと思います。 どんな物質でも同じ状態を保つという事は本来難しいことです。「万物は流転する」とはヘラクレイトスの言葉であるが、時の流れを止める事はできない。 そして物質は流転するが、情報は流転しない。 (この点でヘラクレイトスの言葉が万物に含まれないことに矛盾があるように思えるが) 建築にとって「情報」とは人間が生み出す意思という[image]だと僕は思う。いずれ全てがグレー…

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建築のちから

内藤廣著 「建築のちから」 お正月に読みました。短編を再編集しているので読みやすいのですが 私にとってはとても重い本です。 そして深いのです。 正月気分でのんびりしていられなくなりました。 精進しなきゃいけません。 建築家というのはカタギではない。と内藤さんは語っておりましたが まさにそうだよねという感じです。 霞を食って生きてやる。…

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初詣 2010

今年は大町にある「若一王子神社」です。 本殿は屋根が草葺きで神社建築としては珍しい。重要文化財に指定されています。 室町時代に建てられたそうですが江戸時代の初期に修理をしているそうです。 それでも、築約350年ほど。歴史を感じます。 三重塔は県宝に指定されています。 ランチはすぐ近くにあるこれまた古い家屋を改修しているお店。 火鉢がかわいらしくてしかも暖かい。 初めてだったのですが、いいお店です。…

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2010

あけましておめでとうございます。 今年は節目の年になりそうです。 年回り的には前厄なんですが、くじけずに頑張りたいと思います。 久しぶりに本気で滑りに行きました。 今シーズンはどっぷりskiにはまりたいと思います。 世の中はすっかりカービングという流れになったようですが 私もその領域に足を踏み入れたようです。 店頭でモーグル用はといったら当てはまるのはこれしかないと言われて衝動買いしました。 以前はいろんなメーカーがエクストリームタイプやフリースタイルを出していたのに。 何の下調べもしないで買ったので、(しかも高かった)一応このメーカーを調べたところ リズムという珍しいメーカーで、岩渕隆二が関わっていると知ってぶったまげました。 かつてモーグラーとして注目されながら、ワールドカップに出場するも日本代表にはなれずそれ以降選手としては日のあたる場所にはいなかった。 でも、とても才能豊かで魅力的な滑りをしていたのを私は知っています。 そんな過去がありながら、新たに挑戦している彼の板を何も知らずに手に入れた事が 私にとっては衝撃でした。 最初は軽い気持ちでもこんな出会い方をしてしまったら、本気を出さないと申し訳ないような気がします。 という事で、近場のゲレンデで楽しんでます。 しかもカルマン…

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dyson

ダイソンは今年のグッドデザイン賞の金賞を獲得していますが、そのときのプレゼンが印象的で モノづくりの姿勢にとても感動しました。 本当はその金賞受賞したDC26も良かったのですが、使用頻度を考えてハンディタイプとなりました。 使い勝手は、このクラスの掃除機として十分すぎる機能だと思います。 さらにダイソン特有かもしれないですが、未来的で不思議な音がいい感じです。 そしてモノとしてのクォリティは最高です。 その辺に置いてあってもインテリアとして美しいと思います。 こういう感覚が国産の家電には感じられないのが残念です。 国産は紙パックが多いですが、これをいちいち購入するのは新たなゴミを出しているようで 私は感心しません。丈夫で長く使う為には消耗品は少ない程いいと思います。 今年の大掃除で活躍しそうです。…

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図面

ある改修の仕事でお借りしている図面。 この建築は築36年でこの図面も世に生み出されて36才から37才くらいになるという事ですね。 それでもキチンと残っているのは、やはりクライアントに愛されている証拠だと思います。 手書き図面でこの緻密さは、当時でも大変な労力だっただろうなと想像してしまいます。 私の世代はちょうど手書きからCAD図への転換時期で手書きの図面も昔は書いていました。 当時は手書きでないと図面じゃないという雰囲気がありましたし 建築の質が変わるから手書きにこだわっている人もいました。 今はほとんどがCADによる図面がほとんどですが、建築の質は変わったのでしょうか。 多分ツールの違いは建築の本質には関係ないと思います。 手書きであろうがCAD図であろうが、本物は独特のオーラを持っています。 それは素人が見ても分からない領域かも知れません。 でも、コンピュータがなければ設計する事自体が困難であろう建築が現在の世界のトレンドである事は間違いないと思います。…

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パッケージ

またまた雑誌ネタですが、このカザベラは届いていたのですが、なぜかこの景気の良さそうな数字の号だけ未開封のまま、数ヶ月放ったらかしでした。つい先日、そろそろ読もうと思い立って開封したら・・・ なんと光沢だけで文字が表記してあって、全て漂白されているスーパーミニマムスタイル! これにはちょっとびっくりしました。 日本の雑誌のコンセプトだとしたら、まず却下されそうなデザインです。分かりにくいからか、japan化される過程で白黒の表紙が別で同封された模様です。 このモノクロ板の表紙は全く必要としないと思うのは私だけでしょうか。 カザベラは本国イタリアではとても歴史のある崇高な建築雑誌であります。 それだけに広告を見るだけでもなかなか面白かったりします。 最近のカザベラは表紙はほとんど数字のデザインのみで写真は載っていません。 3桁の数字が歴史の重みを表現しているのみです。 こういった雑誌のありかたも日本の情報過多のデザインと一線を画すものです。 表紙によって売れ方が変わるのかもしれませんが、そんな目先の事ではなく 一貫したジャーナリズムの姿勢が評価される、そんな成熟した社会に日本は到達する事が出来るのでしょうか。…

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ゆか

事務所の床を張替えました。ウチの定番になりつつあるオークです。 今回は大工さんに貼ってもらいました。 こちらも定番のオスモです。 オスモは塗装の技術をそれほど要しないので、素人でも簡単に塗れますのでおすすめです。 ただし、クオリティを求めればそれなりに工夫が必要です。 どんな作業も研究無しには良くなりません。 塗料の無駄や手間を考える事も重要ですが、最終的な仕上りがどうなるかは その手間に左右されたりするので、探究心は不可欠です。 しかし、建築工事はさまざまな職種が必要でその職人レベルも様々です。 ある程度設計側でそれをコントロールすることも可能ですが、根本的にダメな職人は不可能な場合もあります。 良い現場は不思議と良い職人が集まることがあります。 現場も生き物ということでしょうか。 さて、塗装の話に戻りますが、やはり少し乾燥時間を入れるのと 極力薄くのばして塗るのがいいようです。 職人さんによっては拭き取りが早過ぎる場合が多いので、これは要注意です。 色見も実作との違いが確認できました。 無垢材は使い込んでいくうちにどんどん風合いが変化していきますので そういう”不均質さ”も建築には必要な要素だと思います。 そして、その変化の仕方は使う人のセンスによって良くも悪くもなっ…

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くるま

先日、引渡を終えたのですがその直前に車が路上で故障しました。 現場が始まるとロクにメンテもしなくなってしまうので、当然と言えば当然ですが 実はこの現場が始まる直前にも同じような故障をしています。 現場の始まりと終わりを車の故障で感知しているかのよう。 不思議ですな。 上の写真は空冷ワーゲンをご存知ならば見た事あるでしょうが、ミッションです。 故障の原因はクラッチレリーズが折れてしまったのです。写真中央の丸いパーツを支えているバーです。 ちなみにこの写真は直った後の写真です。 路上で止まったのは初めてだったのですが、打合せ予定の家具屋さんと 急遽来て頂いた車屋さんに救助して頂きました。感謝いたします。 当初はクラッチケーブルを疑っていたのですが、これが全く異常なし。 もしやと思い、エンジンを下ろしました。 レリーズはアーリータイプだと折れやすくジャダーが出やすいので レイトタイプに変更した方が幸せになれます。とパーツショップの方に教えて頂きましたので 早速、レイトタイプに変更大作戦を計画しパーツ注文しました。 でもおろすんだったらってことで、クラッチ交換とエンジンシールの交換とオイルも換えなくちゃ・・・って感じで作業は増えていき・・・。 パーツ待ちを合わせると約1週間かかりました。 で…