2018年あけましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いします。 さて、年末の話ではありますが、木曽町で計画されている庁舎のコンペ結果が発表されました。 実は私も参加しておりましたが、1次審査を通過できずという結果でした。 なので、2次審査は気楽に結果を楽しみにしておりました。 そして、その結果を見てあらためてコンペの難しさと理不尽さ感じました。 1次も通過してない分際で、とやかく言うつもりもないのですが 少し残念な気持ちになりました。アイキャッチ画像は提出案です。 近年、求められている公共は、特に現状の日本の世論というのは とかくリスクを避ける傾向が強いように思います。 インターネットの発達によって、情報を手軽に扱えている割に 文化や思想というレベルでの、発達や発展がまるで逆行しているように思えます。 建築は特にモノづくりという側面が強いので、物質というリアルと向き合う世界です。 それは、今のIT社会の側面とそぐわない部分が多々あります。 どんなに、バーチャル空間が素晴らしくなったとしても、建築そのものを電子化することは、現状不可能です。 それができたら、『マトリックス』が現実化しますが・・・。 人間もまた、電子化することが不可能である限り、建築はリアルな素材と向き合わずに…