藤森さん設計の焼杉ハウス。 事務所のすぐ近くにあるのを全く知らなかったのだが ウチの優秀なスタッフが見つけたので、行ってみました。 当然、外から感じるしか無いのですが、配置が絶妙・・・。 道路からの距離感とスケール感が良かったです。 シマシマの外壁は好みがわかれるところですが。 目の前に保存樹があって、そこからの距離感や隣の蔵との関係。 リビングからの視線とかアプローチからの視線とか。 思った以上に現代建築です。 周囲の環境から切り離すように建つのは、モダニズムの常套手段ですが 周囲と馴染んでいるようでいて、異彩を放つというのは こういうことなのかもしれません。 モダンじゃないけれど、和風ではない。 ジャパニーズモダンという訳のわからないカテゴリーでは決して無い。 木が得意な外国人建築家が日本を参照して住宅つくりました・・・みたいな感じ。 決して悪い意味ではありません。 藤森さんは、現代と過去の誰の真似でもないものを信条にしていると語っていたので それは、やはり独自の世界観がファンタジーに見えるということなんだと思います。 やっぱり、あの小屋は藤森建築には欠かせないんだろうな・・・。 あと、屋根を貫通して生える木も・・・。…