Category Archives: 2011

TNデザイン一級建築設計事務所

根津美術館

前回のエントリーからかなり時間が過ぎてしまいましたが東京出張の合間で、じっくり見させて頂きました。 現在最も勢いのある建築家だと思われます隈氏の「根津」です。 建物内部よりも、それに付随するアプローチ、外部環境、景観。 ・・・良いです。 「日本」を最も現代的に解釈できる現代建築家と評されていますが 現代とはなんなのか、日本とはなんなのか考えさせられます。 気持ちの良い空間は、それだけで現代的で。 美しさには、秩序は欠かせないとも思います。 現状の建築界には、アイコン建築が盛んに作られておりますが それに対する隈さんなりの批評精神も感じられます。 いずれは、そのアイコンも飽きられてしまうのでしょうが それを静観するのもまた日本的なような。 奥まった日本庭園は、まさに別世界です。 写真は、とってもあまり意味を感じれられなかったので撮っていません。 最近、カメラを持ち歩くことが億劫になってきたのが原因ですが 建築を感じるのは、CCDよりも自分の目のほうが大切な気がして。 今更ながらですが、美しい写真を撮る労力よりも 自らのCCDに焼き付ける労力と時間のほうが有益だなと感じる今日この頃。 写真は写真家にまかせて、雑誌でも眺めましょう。 インターネット時代は写真だけは豊富にあります。 まずは、…

長野のデザイン住宅設計事務所

まくはり

千葉の幕張は僕にとってはちょっと思い出深い土地である。大学入学の直前に幕張メッセが完成したばかりで、街の骨組みがやっと出来かけたぐらいだった。 学生時代は大きな建物しか無くて、街と呼ぶにはあまりに寂しい感じだった。 それでも、東京にいた頃はちょっとした時に立ち寄ってみたりもしていたが ここ最近は、見てないな・・・と思いながら、近くに来たついでに寄ってみた。 そこで感じたものは、ちょっとというかかなり刺激的だった。 新しい街のというか、建築のパワーをとても強く感じてしまった。 新興住宅地というのは、なんというか、あまりに画一的な区画だったり建築だったりするので、それだけで興醒めするのだが。 ここはちょっと違う。何かが違う。 きっと、このCAtの小学校が好みの建築だからかもしれないが、それだけではない質がある。 この街なら、こんな小学校でないとおかしいと思える質がそこにある。 それを街の雰囲気と言ってしまえば、それまでだが・・・。 こういう説明できない良さを僕は、多分つくりたい。 でも、感じることとつくることは、似て非なるもの。 やっぱり建築は、みないとダメですな。今まで、なんでダメかを説明しようとしてましたけど 世の中は、説明できないことのほうが大事なこともある。 いい経験しました。…

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snow!!!!!!

今年初の大雪・・・。 カルマンがうもれてる・・・。 日曜日、外にでなかっただけなのに。 今日も事務所の周りは雪がしんしんと降っています。 事務所を出る頃には、またこの状態?今年初の大雪・・・。 カルマンがうもれてる・・・。 日曜日、外にでなかっただけなのに。 今日も事務所の周りは雪がしんしんと降っています。 事務所を出る頃には、またこの状態?…

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55!miffy

ミッフィー展に行ってきました。 世界中で愛されているキャラクターです。 今年の干支でもありますし、縁起が良さそうです。 5年前の50周年の時も、群馬のハラミュージアムの展示を見ました。 それから毎年新作を描かれているのは、今回はじめて知りました。 そして、Dick Bruna氏のインタビュー映像は、僕にとって貴重な言葉となりました。 Bruna氏の作風は、とてもミニマルな作業の繰り返しです。 ミッフィーを書いてみればわかることですが、あれだけの線と点で様々な表情と感情を 表現することは並大抵ではありません。 要素を削りに削り最後の緊張感だけを残して、表現することは ミニマルな表現世界となんら遜色の無い世界です。 そして、その振る舞いはゲーリーをはじめとする 現代建築家の振る舞いと同じであることも知りました。 グラフィックは2Dの世界ですが、建築は3Dという違いがあります。 しかし、建築は作品として表現されるときは2Dとして認識される方が 圧倒的に多いように感じます。 モダニズム建築はそれを大いに利用して、インターナショナルスタイルを確立しました。 だから建築家は、2Dとしての構成を気にする傾向にあります。 しかし、建築は3Dとしての魅力、迫力を忘れてはいけない。 そして、2Dと3Dは…

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ski 2011

今シーズンの初滑り。 昨シーズンは近場のシーズン券を購入して毎週滑ってたんですが、今シーズンはちょっと控えめ。 去年が暇だったのでは・・・と思った人。 ・・・残念ながら・・・正解!。 初滑りは、菅平奥ダボス。初めてのコースですが、僕的には良かったです。 というのも、生まれて初めて、スノーモービルに乗りました。 実は、それがここに来た理由と言っても過言ではありません。 スノーモービルは、若いころからずっと憧れていた乗り物でした。 中学ぐらいの時に近所の河原で、同級生が乗っていたのを見て「すげー」とか言いながら見てました。 当時、まだ免許を持っていないので、河原で乗る分には免許なしで乗れたのだと思います。 僕は、遠くから眺めていたというか、見かけただけなんですが、雪の上を高速で走る姿はカッコ良かった。 でも、スノーモービルに乗る機会というのは、乗ろうと思わない限りなかなかない。 実際、乗りたいと思った15の時から乗れるまでに25年かかりました。(長っ!) 今回たまたま、リフト券の割引もあったりで、タイミングよく。 感想は、「楽しい!」の一言。 このスピード感は、スキーと違ってパワフルそのもの。 天気も気温も程良くて、最高の日でした。 子供も絶叫系大好き人間なので、後部座席で大興奮!。 3…

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2011謹賀新年

Photo:Happy New Year Danbo by Lel4nd 新年あけましておめでとうございます。 今年もガンガンいきます。 自分的にも勝負の年になりそうです。 そうはいっても 実は、年越しとか新年の区切りというのは 僕の仕事的(性格的?)に考えますと、あまり感じ無いのが本音です。 というのは、建築をつくったり考えたりすることは、一年で区切れるほど短くないからです。 だいたい一度は年をまたいでしまうことが普通で、形になるまでに時間がかかるために 区切りといえば、やはり竣工したときくらいでしょうか。 形式的には、新年ですがやはり動いているプロジェクトがあれば 思考的にはひとつながりに思える気がします。 昨年、不動産屋に年内決済を迫られたときに、なんでそんなに急ぐ必要があるの? と尋ねると、「日本人だからじゃないですか」とのこと。 あーじゃぁ僕って日本人的じゃないのね。あーそうですか悪かったね。 と思いました。 最近は不景気のせいで、年内竣工とか無理なスケジューリングは少ないそうです。 早く終えても、次の仕事がないから。 今、世界で一番の売れっ子建築家は、国家的なビッグプロジェックトを20程度 同時に動かすそうですが、そんな状態は想像すらできません。 日本人クライアントなら、…