岡山大学

[:ja]Trips 2日目の続き。
夕方に岡山到着。名古屋では雪が舞っていました。
ホテルチェックインして辺りは暗くなっていたが、早速周辺散策。
近くに安藤さんの「朝日新聞社」を発見。
ほとんど外観のみしか見ることができないが、やっぱりモノとしての完成度が抜群です。
安藤さんを批判する人は多いけど、批判するなら同じことをやってみろと言いたい。
そして、同じことをやり続ける根性があるのかと問い詰めたい。
コンクリート打ち放しという武器で、今も世界中に作り続けるということは並大抵ではない。
建築の設計したことある人ならわかるよね。たとえ学生でも。

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さて、3日目も朝から張り切って歩きます!
まずは岡山に来たのは、SANAAを見る為です。
福武純子さんの寄贈による建築です。
純子さんはあの福武さんの妹さんなんですね、初めて知りました。建築寄贈ってスケールがでかいですな。
羨ましいぞ岡山大学!!

張り切りすぎて時間早くについてしまい、まだ掃除中でしたが、覗いていたら館内の女性が案内してくれました。
カーテンまで閉めて頂いたり、とても丁寧な対応に感激です。
いろいろ建築を見てきましたが、公共建築であっても訪れることに嫌悪感を抱かれることもあり
非難されることもありますが、たまにこういう優しさに触れると、本当に感動します。
この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。
ぜひ今度は予約をしっかりしてから伺いたいと思います。

建築については、もういつものSANAAなんですが、やっぱり動くところは完璧じゃないみたいです。
担当の方も、いろいろな苦労話をされていました。
まぁ大きさが尋常じゃないので、仕方ないといえば仕方ない。
これが住宅だったら、ちょっと施主がかわいそうかもしれない。
でも、それ含めてのSANAAってことでしょうか。

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続いて、パーゴラとJカフェ。
両方とも紙みたいな屋根が特徴です。
曲線がきれいです。パーゴラはGoogle Mapで見た方がきれいかもしれない。
パーゴラ系は、アメリカでできた「グレイス・ファームズ」の方が良さそう。
日本のものは、スケールが少し小さい気がします。

カフェでぼーっと通りを眺めていると、なんか現実感がなくなってきて、行き交う人が環境映像に見えてきました。
終わりも始まりもない、そして二度と見れない環境映像。
ガラスというのはそういう映像化のフィルタとしての機能があることを再認識した次第です。
そこには見るとか見られるといったことを超越する空間が必要だし、それは「窓」という定義を越えなくてはならない。
そういう意味で、やっぱりガラスという素材は魅力的なんです。
ただの窓にしとくのはもったいないと常々思います。
こちらのランチは本格的でなかなか美味しかったです。

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