さぁさぁ追い込みです。引渡しまであとわずかです。
いままで思い描いたものが、一気に具現化する瞬間。
建築は本来、物質的で具体的な存在として認識されています。
しかし、そこに潜んでいる抽象性がなければ建築にはならない。
思い描くだけならば、それはとても抽象度の高いものでも
具現化していくほどに抽象度が下がっていくのが常であります。
抽象と具象の狭間で、ゆらゆらしながら、次第に定着していく感じ。
ソフトランディング出来る時もあれば、思ってもいない事態になったり。
どれだけの想像力を駆使することが出来たのか。
どれだけの創造的な工夫を持ち込めたのか。
知的な積み上げが、一気に固まるときに
建築はその存在に価値が与えられるのかもしれません。
建築は多くの選択を与えられてその存在を構築します。
その選択のひとつひとつは微細なものでも
それが連続してなされたときに発する輝きは
固有のものとして認識されるはず。
さぁどんな輝きを放つのでしょうか。
その選択のひとつひとつは微細なものでも
それが連続してなされたときに発する輝きは
固有のものとして認識されるはず。
さぁどんな輝きを放つのでしょうか。