いつもお世話になっている家具屋さんの社長は、とてもアツい方です。
毎年、ドイツでは木工金物や器械展を行っているらしいのですが
そこに毎回、足を運んで参加をしているそうです。
そして、いつも素敵なおみやげを届けていただいております。
今年は、有名な金物メーカーのブルム社の最新カタログと、テクスチャを特集した本です。
こういうところにセンスが垣間見れますね。
ブルムのカタログは、かなり凝った作りをしています。
詳しくは紹介しませんが、なかなか面白いです。
しかも、そこに掲載される写真が秀逸です。
金物メーカーにそこまでされると・・・黙っちゃいられねー的な気持ちになります。
我が国のメーカーのカタログを見て触発されることは、ほとんどないのが残念です。
日本のカタログは、やたらと文字の説明と機能的な話が多い。
裏を返せばデザインは競争力や価値を持たないと言われているようです。
消費者のニーズを汲み取るのがメーカーだとすれば、国民が求めていないということか。
前述の家具屋さんの話によると、木工機器でも、ドイツ製は機能と耐久性が充実し
イタリア製は外観が美しいそうです。車の世界では一般的に語られることですが
まさか木工機械までも・・・。
たしかにマニアックな工具にしても、ドイツ製はドイツっぽいつくりをしているのは
知っていましたが、専門的な機器もそうなるということは
もはや、個人のセンスを超えて、国民性ということでしょうか。
建築家の評価も、日本と海外ではかなりのギャップがあったりします。
そういう意味では、日本の先端性は技術ということになりますが・・・。
デザインの伴わない技術は、やっぱり退屈な気がします。
NYで日産のタクシーが走ることになりましたが
あれって、どうなの・・・?。
リッター5kmは、問題かもしれないが・・・。