TNデザイン一級建築設計事務所

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岐阜シリーズを終えて、愛知に突入、豊田市です。
今回のメインのひとつ、妹島作品。「逢妻交流館」です。
妹島さんの作品は、本当に考えさせられます。
建築の本質とはなにか。
専門的な話は色々ありますが、とりあえず一般的で基本的な話。
建築の使われ方について。
安藤さんの建築には、張り紙なんか全くありません。養生テープなんかもっての外。
そして、それに使用する側が常に意識して使っています。
長良川国際会議場の給湯室でさえ、そうだと案内された方に言われました。
しかし、妹島さんのガラスには必ず養生テープが貼られる。
安藤さんのコンクリートには貼られないのに。
ガラスにきちんと衝突防止のマークが付いているのにもかかわらず。
ガラスを使った建築をコンペで選んでおいて、あんな使い方をしていいのなら建築をデザインすること自体を冒涜しているとしか思えない。
壁にしたって、張り紙をやたらとするのも安藤さんの建築には見当たらないのに、ここでは・・・。
SANAA建築は海外や美術界等専門的な分野でとても評価されているのに、それが建築家の評価に全くつながっていないのではないか。
建築家の地位自体が未だ認められていないのだろうか。
そしてそれは、SANAA自身がアーキテクトではなくアーティストとなっている証拠かもしれない。
それはさておき、妹島さん西沢さんの、ここでそういう納めをするんだ。。。という部分は、非常に興味深い。
この建築は、SANAAではなく妹島事務所の作品ですが一般的には同じように扱われているようですが僕は結構(全く?)違うんじゃないかと思っています。
それ以上は批評家の誰かに任せるとして、これは妹島さんだよねやっぱり。
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内部の写真は丁重にお断りされました。
まぁ内部はちょっと撮りたくない(貼り紙だらけで)感じでしたが。
SANAAチェアのLargeタイプはかわいくない。
最上階は最高です。ここは、本当に良いです。
ここだけは撮りたかった・・・。
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逢妻と佇むカルマン。
この時点で、既に岐阜ツアーで1000マイルほど走破。
こんな短期間の長距離、カルマン君は初体験ですが、さらっとこなしてしまいました。
さすが空冷です。暑さもさすがな感じです。背中にコタツしょってます。
冬はあったかそう。
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どうでもいいですが、「逢妻」の読み方は「あいさい」だと思ってました。
ついさっき「あいずま」であることを知りました。
地名は難しいです。
札幌はアイヌ語だったりするので、もっとややこしいのですが、自分にとっては普通なので難しく感じません。
地元の人にすれば、「あいずま」は当たり前なんでしょうね。
そういえば、長野の人も軽井沢を「かるいさわ」と言います。
一応「かるいざわ」で統一されているみたいですけど、僕の周りでは「かるいさわ」派は根強いです。
どうでもいいウンチク。