木箱のような家具。
昔の学校にあったような。
そんなイメージで作りました。
これは試作品です。
私自身、年代的に小学校時代は第二次ベビーブームとかいわれて、子供が多い時代でしたので現代のRC造の中で、塩ビシート貼りの机で勉強していました。
だから、あくまで「ような」という表現がポイントです。
でも、こういう素材感のノスタルジーは遺伝子レベルで反応するように思います。
その素材感を活かしつつモダンのエッセンスをちょっとだけ忍ばせる。
そんな感覚。
あまり、どこかのTVショーのように「なんということでしょう」的な動きをつけるとどんどんコンセプトから離れていくのでやらないのですが、将来的な利用方法として小ぶりなダイニングテーブルとしても使えるように、前面の引き出しは取り外し可能で、サイドの収納はワゴンとして独立しています。
こういう家具の設計は、手に馴染ませる感覚といいますか、そういう作業がとても難しいところ。
ある巨匠が「椅子は気軽に設計するものではない。」と述べていますが、まさしくそんな感覚になります。
この家具は、要望があれば製品化したいので興味ある方はお気軽にご連絡下さい。