またまた雑誌ネタですが、このカザベラは届いていたのですが、なぜかこの景気の良さそうな数字の号だけ未開封のまま、数ヶ月放ったらかしでした。つい先日、そろそろ読もうと思い立って開封したら・・・
なんと光沢だけで文字が表記してあって、全て漂白されているスーパーミニマムスタイル!
これにはちょっとびっくりしました。
日本の雑誌のコンセプトだとしたら、まず却下されそうなデザインです。分かりにくいからか、japan化される過程で白黒の表紙が別で同封された模様です。
このモノクロ板の表紙は全く必要としないと思うのは私だけでしょうか。
カザベラは本国イタリアではとても歴史のある崇高な建築雑誌であります。
それだけに広告を見るだけでもなかなか面白かったりします。
最近のカザベラは表紙はほとんど数字のデザインのみで写真は載っていません。
3桁の数字が歴史の重みを表現しているのみです。
こういった雑誌のありかたも日本の情報過多のデザインと一線を画すものです。
表紙によって売れ方が変わるのかもしれませんが、そんな目先の事ではなく
一貫したジャーナリズムの姿勢が評価される、そんな成熟した社会に日本は到達する事が出来るのでしょうか。