事務所の床を張替えました。ウチの定番になりつつあるオークです。
今回は大工さんに貼ってもらいました。
こちらも定番のオスモです。
オスモは塗装の技術をそれほど要しないので、素人でも簡単に塗れますのでおすすめです。
ただし、クオリティを求めればそれなりに工夫が必要です。
どんな作業も研究無しには良くなりません。
塗料の無駄や手間を考える事も重要ですが、最終的な仕上りがどうなるかは
その手間に左右されたりするので、探究心は不可欠です。
しかし、建築工事はさまざまな職種が必要でその職人レベルも様々です。
ある程度設計側でそれをコントロールすることも可能ですが、根本的にダメな職人は不可能な場合もあります。
良い現場は不思議と良い職人が集まることがあります。
現場も生き物ということでしょうか。
さて、塗装の話に戻りますが、やはり少し乾燥時間を入れるのと
極力薄くのばして塗るのがいいようです。
職人さんによっては拭き取りが早過ぎる場合が多いので、これは要注意です。
色見も実作との違いが確認できました。
無垢材は使い込んでいくうちにどんどん風合いが変化していきますので
そういう”不均質さ”も建築には必要な要素だと思います。
そして、その変化の仕方は使う人のセンスによって良くも悪くもなっていきます。
人も建築も朽ちていくスピードが違っていても朽ち方は共通していると思います。
イイ生き方が出来れば、イイ年の取り方が出来るように
私の生み出した建築たちもイイ朽ち方を目指してもらいたいと思います。