建築をつくることは単に予算を気にする事以外にもいろいろな障害があったりします。
そういう様々な外的環境を建築は全て飲み込んで建っています。
そこに建築としての強さというか、価値というかモノとしての重みを感じずにはいられません。
建築は経済活動として考えれば、当然予算的な問題を避けては通れません。
それでもそこに建築をつくりたいのなら、どうすべきなのか。
建築をやめるのか、建築に惚れるのか。
人が住まうという行為そのものは、至ってシンプルでそれはずっと昔から脈々と続いてきたことです。
だから、そこに絶対的なものは一つもなくてなにかふわふわして不定形なかたまりのようだと思うのです。
その器を考える事は、終わりのない物語を見るような常に未完で。
それでも、居場所を見つけてうろうろするような作業の連続なのかもしれません。
寒空の中で少し勇気をもらいました。
写真はデザインパートナーの作品