TNデザイン一級建築設計事務所

ホワイトキューブ

建築行脚の記録
朝日新聞山形支社 設計は妹島和代設計事務所。
これを雑誌で見た時は衝撃的でした。
実際にみても、通常の建築とは明らかに異質なオーラが漂っている。
妹島さんの建築を見るたびに、建築の抽象度の問題を考えさせられる。
抽象的な美しさの先に何があるのか・・・。
その抽象さに勝る美しさは無いのだろうか。
その抽象さと人間の具象さは乖離していかないのか。
住宅を創ってみてあらためてその問題の深さを感じる。
この建築は住宅ではないが、建築である限りその抽象と具象の間で揺れ続ける。
抽象性を落とさずにブレイクスルーができるのだろうか。
私自身の課題でもある・・・。