JIA長野県クラブ監修の冊子「信州の建築家とつくる家」が発刊されました。
弊所作品の「UT-house」が表紙に採用されました!
本の表紙となると、僕も初めての経験なので、とても嬉しいやら恥ずかしいやらで感情が迷子中です。
住宅であっても、建築の外観というものに僕自身特別なこだわりがあり、一枚の絵で全てを語れるほどの外観というものに、いつも憧れを持ちながら建築をつくってきたように思います。
インスタ映えと言われるずっと以前から、”見栄え”というものに真剣に向き合いながら、ときに機能や安全性やメンテナンスと闘いながら、僕が想う理想の建築を目指してつくったモノが”表紙として採用いただけるという評価”をいただけるということは、誠に嬉しい限りでございます。
建築家は、少なくともアトリエ事務所を自称するならば、単に依頼された通りの建築をつくることが我々の職能ではなく、社会にとって、未来の世界にとって何が必要かと問い続けることが必要だと僕は思うのです。
そして、田舎の小さな個人事務所のささやかな活動であったとしても、建築を作り続ける限りは、何かしらの影響を与えられるのではないかと思いたい。
どんな世界であっても、フォロワーが多いことはもちろんいいことなのは間違い無いですが、フォロワーの数よりも重要なことは、僕が僕自身の建築家的良心に従って、納得のいく建築がつくれるかということだと思います。それが社会の財産となり、ゆくゆくは建築の歴史の1ページになることを願います。
それは、昔も今も、そしてこれからも変わらない建築家の価値だと信じます。