構造家と一緒に基礎の配筋検査です。
今回はフーチング配筋ですが、さして問題もなく。
ただ建物の荷重は全てこのフーチングの皆さんが受け止めるので、決して疎かには出来ないのでございます。
今回は優秀な現場監督のお陰で順調に工事が進んでおります。
ちなみにフーチングというのは和製英語だそうで、英語のfootingは足の裏という意味があります。建築の足ですね。
最近の住宅はベタ基礎が多いですが、ベタ基礎にはフーチングは基本的にないので、ここでは独立基礎という形式になります。
基礎形式で耐震性の優劣がないのは言うまでもないですが、ベタ基礎だから地震に強いとか布基礎や独立基礎はダメとか言う人が、ネットの世界ではいるようです。
設計というのは、そんなに単純ではなくて耐震性で言うならば、設計基準というものがあってそれに対して工学的な判断をしているのであって、この手法が○か×かみたいなことでは決してない。
何よりコストや性能さらには地域の環境等、決定を左右するパラメーターが沢山ある中での判断をしなければならない。
そのような設計者がいない現場は知らないけれど。
お向かいの土地にも某ハウスメーカーの住宅の工事が始まっております。
工期の速さでは、多分あっという間に抜かれてしまうことが予想されます。
なんか、ウサギと亀みたいな様相ですが、コツコツと価値を積み上げて行けると良いなぁ。