M2-houseの地鎮祭を行ないました。
約2年半、ついにここまでたどり着いたという感じです。
時間がかかることは決していいことでは無いけれど、ただ無駄に過ごしてきた訳でもない。
なやんで、もがいて、知恵をしぼって、今の自分にできる最善のモノを。
泥臭くても最高のものができるならば、それが何より大事。
でも、どんなに僕が価値を信じてつくった建築であっても、理解されなければそれは虚しいただの建設。
設計を依頼されるということは、その人を思いながら建築を考えるということ。
建築家としてどう振る舞うかも重要だけど、やっぱり、その人が何を望み、どうなりたいのか。
そして、そのクライアントの期待をわずかでもいいから、超えていきたいと常に思う。
そうやって一つ一つ丁寧に作ることが、僕の人生そのものだ。
できた建築に、またクライントご家族の人生が絡み合って・・・
そしていい思い出を残していけたら、それは素敵なこと。
そうなれるように、もうひとがんばり。
思考との格闘から物質との格闘へ・・・。