「SI-house」取材訪問

なかなか新作がつくれていないのですが、今年ももうすぐ終わりそうです。
多作ではないのは自覚しておりますが、ますます長期化傾向です。
まぁでも急いでも仕方ないので、イイモノをつくるという目的だけは見失わなければ
あとはどうでもいいかなと思う今日このごろ。

とある雑誌の取材で「SI-house」へ。
天気が心配だったのですが、晴天に恵まれて、絶好の建築日和。
この日のために、清掃や片付けをしていただいたクライアントご夫婦には本当に感謝です。

建築家が住宅を作品として発表したり、語ったりすることを批判する意見もありますが
僕はむしろ積極的に作品として考えたい。
建築のことを考え、つくることでしか表現できない思いがあるとすれば
それを、作品と呼ぶ以外になんと呼べばいいか、僕には思いつかない。
その思いを汲んで建築を大事に使ってくれるのならば、それが一番嬉しい事だし、大事なことではないだろうか。
そして、どんなモノやヒトも愛情をかけられるということが、何よりの存在価値なのだと思うから。
愛に溢れた空間は、たとえ関係のない他人だったとしても、その幸せ感は伝わると信じたい。
そういうクライアントを見ていられる僕は、本当に幸せだ。

今の僕の目標は、世代を超えて愛されるものを作りたい。
僕が絶対に会うことが出来ない未来の人類に愛されたい。。。
そのためには、最低限現世の人に認めてもらわないとね。

大事なのは、アイだろ アイ。。。