M2-houseの地盤調査です。
解体前なので、限られたスペースでの調査になります。
SWS試験データはあるのですが、やはりボーリング調査をしないことには厳密には把握できないので
当事務所では、予算の許す限り行っております。
近年ハウスメーカー等では、無料サービスでSWS試験を行っている場合が多く、時代の変化に驚かされます。
それをサービスにすることで、小さな資本の会社との差別化を図っているのでしょう。
現場に行く途中、周辺で少し迷ってしまいウロウロしていたら、偶然発見しました「2004」
設計は中山英之さん。
松本にあるのは知っていましたが、なんと目と鼻の先ほどの距離とは・・・。
2004年と言えば、この作品が受賞したSDレビュー2004で見たパースの抽象度にクラクラしながら
僕は東京で「#5115」を設計していました。なので、無条件に反応してしまいます。
そして、13年経って、こんな近くでプロジェクトを進めているというこの不思議な感じ・・・。
さすがに、昼間から人の家をパシパシ写真撮る勇気を持ち合わせていないので、ネットの写真を拝借。
既に最初のオーナーが売ってしまったらしく、住人は当時と違うそうです。
様々な理由があるのでしょうが、建物は残ってほしいと思います。
竣工当時の環境とはかなり異なると思われますが、佇まいはやはり美しいと思いました。
オーナーが変わっても愛される住宅というのも、考えてみると凄いことだと感じます。
と同時に、住み続けてもらえなかったせつなさも感じて・・・。
住宅の難しさを切に感じる今日このごろ。