先日、クライアント向けに「SI-house」の内覧会を行いました。
あいにくの雨模様の天候でしたが、それほどひどくならず、夕方にはすっかり雨も上がっていました。
上の写真は竣工時のものですが、今も変わらず維持しておられるオーナー様には頭が下がります。
現在設計中のクライアントと同行したので、進行中の計画模型を並べながらお話させて頂きました。
「SI-house」のオーナー様には、この住宅の竣工と同じ時期に生まれたお子さんがいらっしゃいます。
当然生まれたときから、この住宅とともに年を重ねています。
そのお子さんが、並べられた模型を指差しながら、「おざわさん!ここは、あそこと同じだよ!」
と自分の家と似ているところを探していました。
そんな仕草が僕には、とても愛おしく思えました。
僕の仕事が誰かの心に残り、それがきっかけで建築に興味を持ってくれたなら、それこそ建築家冥利につきます。
たったひとつの住宅だとしても、それに関わる人の多くに思いが伝えられたなら、それは大変な名誉だし
誇れることだなと、改めて思いました。
次はこの自作を超えるモノを作らねば・・・。
5年前のオーナー様と自分