Naoshima-2

昨日の続き。
アンドー建築堪能の後、最終のフェリーで高松へ戻る。
直島の玄関口は、SANAAの建築。
古河公園からの系統的なSANAAスタイル。
よく見ると構造の工夫が面白い。
鏡面の壁は耐力壁だが、それを伝える為に梁成ではなく梁巾で対応している。
それが一定ではないので、ターミナル機能と関連しているのかな。
柱は恐らく100Φのパイプか無垢か。
地中美術館のチケットセンターも鉄骨造で安藤風の処理をしているのだが
屋根の感じが安藤さんの処理と全く違って面白い。
そして、醸しだす雰囲気が全く違う。
安藤さんは鉄骨使っても、重さをうまく醸しだす。
ただ、SANAAの方はいつも思うが、使い方というか張り紙のようなサインが多すぎる気がする。
商業的な要素が強いからかもしれないが、古河公園は悲惨だった。
もう少し、アートらしい使い方を考えてくれた方がいいなぁ・・・。
でも、ちょうどクリーニングをしていて、ガラスやデッキの裏面を掃除していたりして
町なりにメンテナンスを頑張っているんだなと感心もしました。
次の日に見たら、ガラス面の反射がとても美しかった。
ちなみに、機械室のような箱が外に飛び出しているが、アンドー風なのにとても軽やかな箱に見えるのは
僕だけでしょうか。