「空気」と「世間」鴻上尚史著。
日本の社会構造を的確に捉えていると思います。
僕自身、子供の頃から疑問に思っていた「世間」というものの実体を解明してくれたように思います。
著者は、いじめられている中高生に向けて発信したいと述べているように、とても分かりやすい表現で書かれています。
そして、欧米との違いを優劣で捉えること自体が間違っていると何度も主張しています。
それは、とても納得のいく結論だと僕も感じました。
日本は、敗戦によって多くの変化を強制的にさせられてきたと思います。
それは、先の見えない暗闇を全力疾走しているようなものだ、
と表現されていますが、そんな中で人々は何を支えに生きてきたのか
また、そうせざるを得なかったかを考えさせられました。
そして、勝者であるアメリカでさえも、支えが必要であることも。
欧米と日本は、バックボーンが全く異なるということ。
当たり前だけれど、それを明確に理解している人がどのくらいいるのか。
いじめの問題や、最近の事件に関することをどれくらい説明できるだろう。
僕は小さい頃から、ここでいう「世間」とか「空気」に対して
疑問に思っていたことがたくさんありました。
しかし、それは成長の過程でうやむやにしたり、忘れていくことで、無理やり納得してきたように思います。
でも、その疑問のほとんど全てに解を与えてもらえた気がします。
そして、今の生き方が自分の思いとリンクしているかどうかも、再認識できたと思います。
なんだか、日本の見え方が少しクリアになった気がします。
良い本は、生き方を少し楽にさせてくれるようです。「空気」と「世間」鴻上尚史著。
日本の社会構造を的確に捉えていると思います。
僕自身、子供の頃から疑問に思っていた「世間」というものの実体を解明してくれたように思います。
著者は、いじめられている中高生に向けて発信したいと述べているように、とても分かりやすい表現で書かれています。
そして、欧米との違いを優劣で捉えること自体が間違っていると何度も主張しています。
それは、とても納得のいく結論だと僕も感じました。
日本は、敗戦によって多くの変化を強制的にさせられてきたと思います。
それは、先の見えない暗闇を全力疾走しているようなものだ、
と表現されていますが、そんな中で人々は何を支えに生きてきたのか
また、そうせざるを得なかったかを考えさせられました。
そして、勝者であるアメリカでさえも、支えが必要であることも。
欧米と日本は、バックボーンが全く異なるということ。
当たり前だけれど、それを明確に理解している人がどのくらいいるのか。
いじめの問題や、最近の事件に関することをどれくらい説明できるだろう。
僕は小さい頃から、ここでいう「世間」とか「空気」に対して
疑問に思っていたことがたくさんありました。
しかし、それは成長の過程でうやむやにしたり、忘れていくことで、無理やり納得してきたように思います。
でも、その疑問のほとんど全てに解を与えてもらえた気がします。
そして、今の生き方が自分の思いとリンクしているかどうかも、再認識できたと思います。
なんだか、日本の見え方が少しクリアになった気がします。
良い本は、生き方を少し楽にさせてくれるようです。