TNデザイン一級建築設計事務所

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岐阜シリーズ第二弾、「養老天命反転地」。
今年5月に亡くなってしまった、荒川修作さんの作品。
荒川さんは建築も作っているけど、こちらの施設の方が僕は好き。
上の写真はオフィス棟ですが、本当にオフィスとして使用したかは不明。
荒川氏のたくさんのドローイングが壁にかけられているのは興味深かった。
そして、アートが直接的に視覚や聴覚以外の肉体感覚を刺激するということを初めて体験した。
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それは、メインパークに入った時のこと。
歩いていたら、本当に平衡感覚がなくなってきて、足元がふらついてしまった。
それは、ほんの一瞬の事だったけれど自分でも驚いた。
地面が傾いている事は頭で理解している筈だから、そんな現象はそうそう起こらないとタカをくくっていたからだ。
これは、本当に面白い感覚。
三半規管とはいかにもろいものか。水平垂直というものがいかにもろい概念か。
身体を揺さぶることで、概念を揺さぶられる気分はこんな感じか。
なるほど。
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他にも不思議な光景が。
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着いたときには少し小雨がぱらついていたのに、帰る頃になったらドピーカン。
真夏の青い空が広がっていましたとさ。
暑くて体はバテているのに、感覚だけ研ぎ澄まされる感じが新鮮でした。