Photo:Golden Slumbers by potaufeu
現在、公開中の邦画「ゴールデンスランバー」。機会があって、公開直前に試写会を見ました。
何の知識も期待も持たずに見たのですが、こんなに心にしみた映画はないというくらいにハマリました。
多分、これを劇場のスクリーンではなく自宅のテレビだったらこんなに感動しないだろうし今、この年齢になったせいもあるだろう。
こんなことは映画だから成立するよね、というディテールだって見えたりした。
それでも、それをかき消すくらいのメッセージが込められていて、それが心に響いてしまった。
それが何かはここでは語らない。
なぜなら、それは僕だけの感覚だからどんなに言葉を連ねても伝えられないから。
この映画を見た人全ての人が同じような感覚を感じる事は、きっとありえない。
それぞれの人生の中で様々な経験をした人が一つの価値観で同じ反応が出来る訳がない。
でも、いい映画には必ずメッセージが込められていて、それが共感という増幅装置によって心に響いてしまったら
それはもうかけがえのない芸術に昇華する。
映画や音楽の良さはそういうところだと思う。
この映画が万人に認められるのか認められないのか私には分からない。
ただただ私はこの映画に感動し共感し、元気になってしまった。
単純にハッピーなストーリーでもないし、見ようによっては暗く重たいものかもしれない。
でも、この作品は心からいいなぁと思いました。
邦画を見てこんな気分になったのは初めてなので、自分でも驚きました。
あー「びっくりした」!?