TNデザイン一級建築設計事務所

foa

ガードボード・アーキテクチャつながりということで、横浜港大さん橋国際客船ターミナル。
山下公園で散歩のついでに寄りました。
海の上の公園という感じが何度訪れてもイイですね。
ただこの日は残暑厳しい季節の快晴だったので、午前中だったのですが暑かった。
それでもこの気持ちの良さは他ではなかなか感じられないものです。
コンペ時はカードボードのような軽快さがウリだったようですが、建築としてはむしろ重厚な感じがします。
それほどにこの構造を成立させることは難易度が高いということなのでしょう。
予算の問題など様々な困難があったと思いますが、こういう建築に触れられるのは日本の建築技術の力強さを感じます。
でも、この建築の素晴らしさは構造では決してなくこの純粋な『気持ちよさ』なのだと僕は思います。
技術者として構造が気になるのはもちろんですが、大切なのは誰しもが感じられる『気持ちよさ』です。
それがなければ、アクロバティックな構造も特殊な素材も必要ないと思います。
なんのための建築なのか。
それは機能を満たすだけの物体ではなく、『気持ちよさ』を感じるため。