軽井沢美術館

施工中にも何度か訪れた西沢氏の軽井沢の美術館。前回エントリーはこちら
つい先日、待望の一般開放。
早速、体感して参りました。当然、内部の写真は無し。撮影不可です。
チラホラ、デジカメ撮ってる人が居ますが
くれぐれも運営側に迷惑かけないようにしてもらいたいです。

学生らしき人が、立入禁止区域に勝手に入って注意されていました。

さて、これは体感しないと分からない建築。

素人が写真とっても、絶対にこの空気感は写りません。

視覚的な衝撃よりも、まさしく体感する建築。
さらに、外観は外部の植栽に隠れてしまって、全貌が分からない。
千住氏の作品も良いんだけれど、やっぱり建築に圧倒された。
作品のための空間として、ホワイトキューブは発明されたけれど
キューブじゃないホワイトをここまで昇華させるのは、やっぱり凄い。

内部からメッシュによって視線を遮っていたが、これはあまり感心しなかった。
美術館というビルディングタイプには、必ずつきまとうジレンマなんだろうけど。

それでも、ここで意図されているのは、起伏に富んだ床と屋根だけが浮いている空間。
そのためには外部との境界も希薄な方が望ましい。

展示作家の希望なのかもしれないけれど・・・。

なんだかんだ言ってますが、心が揺さぶられる建築は
とっても刺激的。それでいて優しいというか。
人間の対応力は半端じゃない。

空間とはなんなのか、建築とはなんなのか。

あの衝撃はちょっと・・・。

言葉に出来ない・・・。